慢性的な航空機遅延を受け首都空港、新システムを導入

【北京11月22日】北京首都空港は近頃、冬春期のフライトスケジュール実施後、航空交通管制局、空港、航空会社間で協同決定システムを導入すると明かした。
これにより、悪天候などで遅延となる際、乗客の機上での待ち時間が20%減少すると予測されている。
華北航空交通管制局の航空交通管制部によると、冬季の氷雪などで機体の除雪に時間を要するなどの際、空港は航空会社にその旨を連絡、航空会社は搭乗時刻の調整を行い、乗客の搭乗後の待ち時間を短縮するとした。
航空交通管制局は、フライト可能な便の順番を調整することで、管制能力を引き上げるとしている。
また、同部門関連責任者によると、冬春期間、民用航空局は各航空会社に対し、首都空港行きのフライトの機長には〝二類盲降(可視度400㍍、雲上高度30㍍、決断高度30㍍で安全着陸可能な操縦士)〟の資格保持者を要求し、濃霧など可視度500㍍以下の悪天候でも着陸に影響を及ぼさないと話している。

 

~北京・天津ジャピオン2014年12月1日号

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