故宮、上海の事故外灘を受け 今夏より入場制限処置を導入

【北京1月28日】2014年12月31日(水)に発生した上海外灘雑踏事故を受けて、故宮博物院院長は1月27日(火)、今年、故宮にて入場人数制限の新処置を推進するとした。
目下、一般からの意見を募っており、早ければ今年の夏季より実施する予定だとした。
故宮の新処置は、連日の観光客数を8万人に限定する、半額の入場券をネットを通じて販売する、ガイドの拡声器の使用を禁止する、の3カ条。
前出の院長によると、近年来、故宮の観光客数は増加する一方で、建築物や文化遺産コレクションの保護が難しいだけでなく、観光客の安全問題にも影響を与えているとしている。
また、ネットで前売り入場券を販売することで、観光客の入場券購入にかかる時間を減少し、ピーク時に入場券が購入できないなどの問題を回避できるとしている。
故宮では昨年、観光客数が1525万人に上り、フランスのルーブル美術館を超え、世界でもっとも観光客数の多い博物館となっている。

 

~北京・天津ジャピオン2015年2月2日号

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