北京市軌道交通安全条例実施 盲導犬同伴による乗車を許可

【北京5月2日】「北京市軌道交通運営安全条例」が正式に実施開始となった5月1日(土)、軌道交通執法隊は北京地下鉄での取締りにあたった。
同条例の規定によると、地下鉄内での物乞いやパフォーマンス行為は50元以上1000元以下の罰金、ホームや車両内での広告などのばら撒き行為には最高1万元の罰金が科される。
また、駅構内におけるスケートボード、ローラースケート、自転車の使用禁止のほか、車内への持ち込みも禁止となる。
同時に、条例では視覚障害者による盲導犬の同伴乗車を許可している。
条例実施の初日、過去に盲導犬同伴での乗車を11回拒否された女性が、盲導犬を連れて地下鉄5号線に乗車した。女性はこの実践を通して、視覚障害者が公共交通での外出時に何が必要かをより多くの人が理解し、盲導犬を理解してくれることを願うと話している。
現在、中国国内で許可証のある盲導犬は80頭に満たず、北京にはそのうち9頭の盲導犬がいる。

~北京・天津ジャピオン2015年5月11日号

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