【北京5月27日】北京市内は5月25日(月)、気温が35度に達し、オゾン濃度は1立方㍍につき250マイクロ㌘となった。
同日午後、中心区のPM2.5濃度は1立方㍍につき106マイクロ㌘だったが、オゾン濃度は294マイクロ㌘に達した。
昌平、延慶、密雲区などPM2.5が比較的低い地域でも、オゾン濃度は1立方㍍につき300マイクロ㌘を超過した。
空気質量基準によると、オゾンの8時間平均濃度が160マイクロ㌘以下は空気レベルは優、160~200マイクロ㌘で良好、200マイクロ㌘を超えると汚染となる。
環境保護専門家によると、オゾンは普通、地面から30㌔メートル前後の高層大気中に存在し、紫外線を阻止する効果があるなど人類を保護しているが、地面に近づくと光化学スモッグの主要成分、汚染物になる。
車から排出される窒素酸化物も太陽の照射によりスモッグに変化する。
北京では気温が高い夏の間、オゾン超過が発生しやすいとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年6月8日号