【北京11月10日】北京市衛生と計画生育委員会主任は11月9日(月)、北京は来年、出産ラッシュを迎え、出生人口は約30万人に上るとした。
中国では来年より、一人っ子政策が正式に廃止となる見込みで、これに加えて来年は、才智に長け出世すると言われる「申(さる)年」となる。
前出の主任によると、北京では例年、約25~26万人が出産しているが、2016年は“二人っ子政策”の後押しで出生人口は約30万人になるとし、産婦人科病床の拡大が必要になるとした。
北京市婦産医院関係責任者によると、同医院は来年6、7月の出産予約は満員で、産婦人科の“出産難”処置として帝王切開手術の減少、または病床数を増加するほかはないと話している。
一方、前出の主任は“出産難”の現状に対し、妊婦は三級、二級病院に集中しており、私立の婦人科病院では病床の空きがあるとした。
また、現存の約4900床を利用すれば30万人のニーズを保障できるとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年11月16日号