【北京11月10日】北京市社会建設工作弁公質は近日、「社会建設ブルーブック:2015年北京社会建設分析報告」を公表した。
報告によると、北京以外の戸籍を持つ大学卒業生のうち、60%が将来的に北京を離れると回答。
要因として、不動産を購入する術がない、仕事における将来が見えない、自己の経済状況の改善が長期的に見込めないことが挙がっており、約8割の大学卒業生が、これらが解決しない場合は35歳以前に北京を離れるとしている。
また、将来の地として回答者の約7割が2、3線級都市を挙げている。
報告によると、北京は就職のチャンスが多いことが北京以外の戸籍を持つ大学卒業生が北京で働く最大の理由であるものの、生活コストの高騰、中でも居住コストの高騰が彼らの生活レベルやクオリティに多大な影響を及ぼしている。
~北京・天津ジャピオン2015年11月16日号