北京の名物・柳絮がピーク期に アレルギー外来患者が急増中

【北京4月10日】北京市園林緑化局は4月9日(土)、今年の柳絮(りゅうじょ、柳の種子・綿毛)の最盛期は例年より1週間早く、4月中旬にピークを迎えるとした。

同局科技処によると、柳絮の開始時期から計算すると15日(金)頃にピーク期に入り、約1週間継続した後、4月下旬には終了する見込み。北京では昨年、10万株の柳のメス株に種子の飛散を抑える注射を処し、今年3月には20万株に処置。来年には柳絮の飛散量が抑制されるとしているが、北京には200万株の柳が存在し、抑制には限界があるとしている。

一方、北京大学人民医院耳鼻咽喉科副主任によると、約半月前より耳鼻咽喉科外来受診者が増加、そのうち約3分の1がアレルギー患者だとした。同副主任は、外出時はマスク、サングラスを着用し、帰宅後は入浴や鼻腔の洗浄を行うようアドバイスしている。

~北京・天津ジャピオン2016年04月18日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP