中国控制吸煙協会は12月4日(日)、全国の大学800校を対象にキャンパス内の無煙環境を調査した「全国高等院校無煙環境創建評估暗訪報告」を発表した。
これによると、合格基準である60点以上を獲得した大学はわずか17・4%で、8割以上の大学が不合格となった。
地域別で、最も喫煙がコントロールされていると評価されたのは北京市で、広東省と重慶市がこれに続いた。
昨年は23位だった北京市は、成績に大幅な前進が見られた。
これについて同協会担当者は、北京市は現在改訂中の「北京控制吸煙条例」でも禁煙場所や処罰が明確に規定されており、こうした規定がキャンパス内の喫煙率低下といった環境改善を促進したとしている。
また、個別ランキングの上位7校も全て市内の大学が独占し、1位は北京交通大学、2位が中国人民大学、3位が北方工業大学だった。
調査は同協会が非公開で行ったもの。
撮影または録画した記録をもとに、無煙環境の構築に関する8つの指標から採点を行った。
(12月5日)
~北京ジャピオン2012年12月10日号