電子商取引(eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団は12月3日(月)、グループ傘下のインターネットショッピングサイト「淘宝網(タオバオ)」と「天猫(Tモール)」の今年の取引総額が、11月30日(金)に1兆元を突破したことを発表した。
タオバオは2003年に設立。
同年の取引額は2271万元だったが、04年に10億元、08年には1000億元を突破していた。
急激な成長を遂げる中国のeコマース業界は他の産業とも新たな協力関係を築いている。
国内の産業地帯では、素材調達から生産、配送に至るまで、ネットショップ専門のサプライチェーンが構築され、低在庫と迅速な発送を実現しているという。
また、11年までで、タオバオとTモールの前身「淘宝商城」による宅配便の数は一日あたり800万件を超え、国内の宅配貨物の60%を占めている。
(12月4日)
~北京ジャピオン2012年12月10日号