【北京8月27日】北京市衛生監督所は8月26日(金)、北京大学、工人体育場、望京SOHOなど、禁煙政策の効果が得られない13の機関に対し、改正を要求した。今後、北京市衛生と計画生育委員会は機関、個人に対する調査の結果をウェブサイト上に掲載したうえで禁煙条例違反により処罰し、〝ブラックリスト〟に載せるとした。
市衛生監督所関連責任者によると、この13機関に対しては昨年10月より、公式WE Chat (微博)や「12320」クレームホットラインにて5回以上のクレームが出ていた。同日、問題の機関への行政指導を行ったものの、呼び出しに定刻通りに応じたのは7企業で、鋭創国際中心と安聯大厦は出席しなかった。同所副所長は今後、呼び出しに応じない企業に対し、行政監督を強化し処罰を科すと明言している。
禁煙条例実施後もオフィスビルや飲食店では違法喫煙がいまだに存在しており、「喫煙者に対して忠告しない」などのクレームが出ている。
~北京・天津ジャピオン2016年9月5日号~