北京大学の湖にミドリガメ放流 発見した学生らに阻止される

【北京10月19日】北京大学校内の未明湖で10月19日(水)、宗教活動家が約500匹のミドリガメを放流しようと試み、学校側に制止された。

同大学学生のネットの書き込みによると、同日昼、校内のサックラー博物館付近に停車した紺色のバンの中から、男性ひとりと数人の女性が複数の網袋を運び出していた。袋の中には無数のミドリガメが詰め込まれ、大きいものは成人男性の掌2個サイズだったという。カメの用途を尋ねたところ返答がなく、その後、この数名が未明湖でカメを放流しようとしていたため、学生らは急遽、保衛部に連絡し、彼らを阻止したとしている。

保衛部の調べによると、彼らは宗教活動家で、約500匹のカメは購入したものだった。外来種にあたるミドリガメは水中生物の環境破壊に影響を及ぼすうえ、校内水域での生物の放流は禁止している。

~北京・天津ジャピオン2016年10月31日号~

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