【北京7月25日】7月23日（日）15時頃、密雲区巨各庄鎮で発生した刃物を持った男による殺傷事件について、北京市公安局密雲分局は25日（火）、巨各庄鎮火郎峪谷村北深山にて24日（月）14時頃、男性の遺体を発見し、法医部門と偵査部門の鑑識により容疑者本人だと確定したことを発表した。死因は自殺によるものだった。

容疑者は23日、巨各庄鎮にあるコンクリートミキサー工場内にて刃物で5人に切り付けケガを負わせた後、ミニバンを運転し逃走。猛スピードで逃走中に、密興路久遠庄から康各庄路にかけて9人をひき逃げし、そのうち85歳の男性1人を死亡させていた。密雲警察は24日、20万元の懸賞金をかけて犯人を指名手配し、情報提供を呼びかけていた。

報道によると、容疑者はコンクリートミキサー工場に勤務するトラック運転手で、工場付近にある賃貸の平屋に母親と2人で暮らしていた。親族によると、母親は重度の心臓病を患っているという。

～北京天津ジャピオン2017年07月31日号～