【京津6月26日】6月26日(火)の〝国際麻薬乱用・不正取引防止デー〟に先立ち、国家禁毒員会弁公室および司法部は6月25日(月)、中国の薬物乱用・密売状況とそれらの取り締まりに関する報告を行った。
「2017年中国麻薬形勢報告」によると、同年末までの全国の薬物使用者数は約255万3000人に上り、同年に新たに発見された薬物使用者は約34万4000人、薬物依存再発者は約53万2000人に上る。
司法部の統計によると、2008年以降に全国の司法行政が管轄する薬物依存症治療所に強制隔離された薬物中毒者数は約130万人に及び、現在も約24万人が収容されている。薬物中毒者は主に18~35歳に集中しており、全体の55・6%を占める約141万9000人に上るという。
なお、17年に北京市で検挙された薬物犯罪案件は1222件、逮捕者は9158人だった。同年に検挙された薬物使用者は7745人で、前年同期比で3・2%増だった。
~北京天津ジャピオン2018年7月2日号~