【天津4月16日】5月1日から天津市で施行される「文明行為促進条例」の罰則内容が、最近、明らかになった。これによると条例に違反した場合、50元から最大2万元の罰金が科せられる。
この条例は市民のマナー向上を目的とし、例えば公共の場所で痰を吐いたり、ごみをポイ捨てすると50元以上200元以下の罰金。公共物への落書きや許可を得ていない広告の掲示は、違反者がそれを取り除くとともに100元以上200元以下の罰金を科せられる。市の景観を損ねたとみなされた場合は2000元の罰金を支払わなければならない。
また違法建築・違法増築の取り壊し命令を拒否すると、強制撤去のうえ費用は本人に請求され、加えて5000元以上2万元以下の罰金も科せられる。
痰を吐く、ごみをポイ捨てするなどの行為は違反者の特定や証明が困難なため、市民がお互い注意し合うことが期待されている。
~北京天津ジャピオン2019年4月22日号~