【北京11月15日】北京市海淀区中関村街道科源社区で11月15日(月)、内モンゴル自治区シリンゴル(錫林郭勒)盟より発送された住民の宅配便の外装から新型コロナウイルスが検出された。
これを受け、荷物受取人の住む棟が閉鎖され、住民全員に対しPCR検査が実施された。
中国疾病予防控制中心の専門家は宅配便を介した感染について、①宅配便の収集・配送過程でウイルスが付着、②宅配便受け取りの際にウイルスが生存、③受け取りによってウイルス汚染、の3つの条件が必要だとし、これを防ぐために、①中・高リスク地区からの宅配業務の停止、②宅配便収集後、あるいは集中仕分け作業時に宅配便業者が荷物表面の消毒処理を行う、③荷物受け取りの際にマスク、手袋を着用し、配達員と1メートルの距離を空け、荷物を室内に持ち込む際は表面6面の消毒を行い、すべての処理が終了したら手を洗うよう注意を促している。
~北京天津ジャピオン2021年11月22日号~