若者が通う「ストレス発散屋」 専門家からは暴力性懸念の声

【北京4月22日】最近、「798芸術区」内にある北京初の「ストレス発散屋」が若者たちの人気を集めている。

同店は料金158元を支払った後、防護服にヘルメット、ビニールの手袋を着用し、野球用のバットを1本選び、閉鎖された部屋の中で30分ビール瓶を割るシステム。1カ月で利用者数は600人以上に上るという。

スタッフによると、ビール瓶のほかに電話、テレビ、洗濯機、マネキンなどの物品があり、料金加算で破壊することが可能だという。利用者は叩き壊す、壁に投げつけるなど好きな方法で提供品を破壊し、それによってストレスを軽減し、楽しむのが目的だとしている。

一方、北京回龍観医院精神科主任医師は、ストレス発散方法は各人で異なり、心理的な問題を抱えている場合は心理治療が必要だと指摘。心理学専門家は、この種の暴力的な方法は好ましくない習慣を身に付けやすく、賛同できないと話している。

~北京天津ジャピオン2019年5月6日号~

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