北京大学は8月5日(日)、「中国家庭動態跟踪調査討論会」の席上で同大学中国社会科学調査センターによってまとめられた「中国民生発展レポート2012」を発表した。
調査によると2011年、中国全土の一世帯当たりの年間総支出額は3・8万元で、2010年に比べ5710元増加。
そのうち食費支出が2287元増と、年間総支出額のうちの4割を占めることが分かった。
家族形態に関するデータによると、既婚男女のうち75・2%が両親とは別々に暮らしており、子どもがすでに独立し夫婦二人だけで暮らす〝空巣家庭〟と呼ばれる世帯が全体の13・2%を占めることが分かった。
専門家は、現在〝空巣家庭〟の割合が急激に増加していることから、これに伴う高齢者の介護や感情面での配慮の問題が出てくるだろうと指摘している。
(8月6日)
~北京ジャピオン2012年8月13日号