北京市民の省エネ調査結果 エアコン使用は平均5.2時間

【北京6月19日】北京市発展和改革委員会が6月18日(火)に発表した「2019年居民省エネルギー行動調査研究レポート」によると、北京の家庭では夏のエアコン平均使用時間は1日5.2時間。一方1日平均10時間以上使用していた家庭も12.4%あった。

レポートによると、2011年の調査時と比較して市民の省エネ意識は上がり、出かける時に電気を消す人は9割を超えた。またエアコンを使わず窓から自然の涼風を取り入れたり、食べ物を冷ましてから冷蔵庫へ入れたりする人も増えている。

それとは逆に30歳以下の若年層では、エアコンの温度を18~24度と低く設定する人が増えたとの結果も出た。これは近年夏場に気温の高い日が増えていること、市民の収入レベルが上がっていることなどが関係しているとみられる。実際に、調査対象者の59.8%は、省エネよりも生活の快適さや便利さを重視すると答えている。

 

~北京天津ジャピオン2019年6月24日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP