【北京7月15日】最近、北京動物園のパンダ館でパンダに向かって石を投げつける動画が物議を醸したことを受け、北京動物園は7月15日(月)、動画の中のパンダは同園の〝萌大(ポンダー)〟であり、スタッフの現場検査の結果、萌大にケガはなかったと回答。同時にパンダ運動場の施設を改善する計画があるとした。
あるネットユーザーは14日(日)、ウェイボー(微博)に「30分以内に、外から運動場に石を投げる人を2人見た。一体いつ運動場を改造するのか?」というコメントとともに、パンダが室外で休憩しているところに突然石が投げつけられ、パンダが身を起こして石を追っていく動画をアップしていた。
同園の関連責任者によると、巡回検査員と飼育員で動画を確認した後、萌大に対し検査を実施したところ、食欲も運動も正常で問題は見られなかったという。今後は動物の安全を確保するため、パンダ館への巡回検査および、物の投げつけ、エサやりなどの制止を強化するとし、パンダの運動場施設を改善する計画が進行しており、調査・研究を実施中だとしている。
同園では観光客に対し、マナーのある参観を呼びかけている。
~北京天津ジャピオン2019年7月22日号~