北京バスでQRコード乗車開始 アプリ使用で運賃は5割引に

【北京9月1日】北京公共交通集団は9月1日(水)より、QRコード読み取りによる乗車サービスを試験的に開始した。

同集団によると、目下、市内6区約1000路線の約2万台の公共バスに新機器を設置、一部の郊外区路線を除き、11月前には全車両での設置が完了するという。QRコード読み取り乗車サービスが可能なバスは、車体の公交集団のロゴが目印となっている。

「北京公交」アプリを使用した乗車は先乗り後払いのシステムで、デポジットなし、チャージも不要、運賃は通常より5割引の優待が受けられる。また、QRコード読み取りのほか、交通カード「一卡通」使用のニーズに合わせ、両用機器を採用。新機器は液晶画面に乗車路線、乗車バス停名、乗車料金が表示される。QRコード読み取りが成功すると、画面表示と音声で通知。新機器の反応は素早く、エラー率も低いのが特徴だという。

公交集団技術部門の責任者によると、目下、公交集団は軌道交通と共同でQRコード読み取り乗車の調整を行っており、将来的には「北京公交」アプリ、「億通行」アプリで公共バスだけでなく、地下鉄の乗車も可能になるとしている。

 

~北京天津ジャピオン2019年9月9日号~

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