上海市で近日、抜き取り方式による学生服の品質検査の結果、発がん性物質を含む染料が使われた制服が見つかった件を受け、北京市質量技術監督局は2月18日(月)、北京市の学生服についても現在抜き取り検査を実施中だとした。
また同時に、上海市で見つかった問題の制服の製造元である「上海欧霞時装有限公司」の加工工場は北京にはないことも明かした。
北京市では同品質検査を毎年実施しており、2009年には1種類の制服から発がん性リスクのある〝芳香族アミン〟を含む染料が見つかった。
10~12年の調査では身体に害を及ぼす危険性のある物質は発見されておらず、不合格品は全て、縫製ミスなどが原因となっている。
同局は、今年の検査結果は来月発表予定としている。
(2月19日)
~北京ジャピオン2013年2月25日号