【北京1月4日】北京生態環境局は1月3日(金)、2019年のPМ2.5平均濃度が1立方メートルあたり42㍃グラムと、2013年の観測開始から7年連続で減少し、8月には1立方メートルあたり23㍃グラムと最低数値の記録を更新したと発表した。
また昨年の大気優良日は240日、重度汚染日は4日、深刻な汚染日は観測されなかった。これは2013年と比べて、大気優良日は64日増、逆に重度汚染日は54日減となる。
しかしPМ2.5は依然として北京の大気汚染の主要汚染物質であり、年平均では1立方メートルあたり35㍃グラムの国家基準を超えている。中でも自動車の排気ガスは突出した汚染発生源であり、今後更なる排ガス規制や電気自動車の推進などが必要とされる。
現在北京生態環境局では、PМ2.5の主要組成成分であるPM1のモニタリングを開始し、大気汚染対策の重点項目としている。
~北京天津ジャピオン2020年1月13日号~