【北京6月29日】 北京市党委員会組織部副部長は6月28日(日)、「北京市新型コロナウイルス肺炎発生の予防と対策に関する記者会見」の席上で、同日12時までに累計829万9000人がPCR検査向けの検体採取を終えたと報告した。
現在、検体採取人数は6月11日(木)の1日4万人から45万8000人に増加。1日の最高人数は108万4000人に上っている。
また、西城区、朝陽区では同日28日より、移動式のPCR検体採取専用車の導入を開始。社区(行政区画単位)や住宅区の入口、企業の前に直接車を付け、市民への検体採取サービスの利便性を図る。
同専用車には5つの検体窓口を設置。迅速な検体採取を保証するだけでなく、車内の室温を20度前後に保ち、除菌のための空気ろ過浄化システムなどを搭載、車内には休憩室も設け、医療スタッフにも働きやすい環境を提供している。
医療関係者によると、専用車の検体窓口をフル稼働した場合、1時間に200~300人の検体採取が可能となる。
北京では〝検査すべきは可能な限り検査実施〟〝検査希望者には可能な限り検査実施〟を掲げ、PCR検査による予防管理を目指している。
~北京天津ジャピオン 2020年7月6日号~