【北京7月6日】 北京市市場監督管理局は7月6日(月)、北京市の最新「地方基準」(各省・自治区・直轄市で定められる統一基準)25項目を発表した。
今回、都市管理・公共サービス、土木・建築などの分野の20項目の新基準を制定、5項目の基準を改定した。
このうち、住居の安全性や品質に関する「住宅設計規範」では、4階以上の新築住宅、またはエントランスフロアまでの高さが9メートル以上の新築住宅にはエレベーターの設置を義務付けるほか、寝室、リビングの高さは現行の基準より10cm高い2.5メートル以上に制定。バルコニーや片廊下、オープン型階段の踊り場の下にある公共の出入口には、落下事故防止の安全措置が必須で、バルコニーの柵は高さ1.1メートル以上に定める。
また、住宅の間取り別の使用面積について、寝室+リビング+キッチン+トイレの面積は32平米以上、ワンルームの場合は24平米以上が基準となる。
このほか胡同めぐりツアーに関する「胡同遊服務規範」では、交通管理の徹底や周辺住民の生活妨害になる行為の禁止、文化や歴史に関する展示の推進などを定めている。
「住宅設定規範」は、21年1月1日(金)より実施される予定。
~2020年7月13日北京天津ジャピオン~