【北京8月3日】北京動物園では今年上半期、観光客のマナー違反行為に対する勧告が1100件に上ったことがわかった。
なお同期間、同園のデータベースに記録し、北京市文化和旅遊局に報告するケースは23件だった。
同園では入口に「マナー違反遊覧行為ブラックリスト」と題した掲示板を設置。柵を乗り越える、動物を怖がらせる、または傷付ける、指定区域外でエサを与える、釣りや遊泳などのマナー違反行為を列挙し、観光客に注意を促していた。さらに13カ所の動物運動場にも警告板を設置。エサを与える、フラッシュを焚く、ガラスを叩くなどの行為を禁止していたが、違反行為は絶えなかったという。
これに対し、同園では観光客のブラックリスト制度の正式な導入を検討。勧告を聞き入れない場合はブラックリストに記載し、悪質な場合には1~6カ月以内の入園禁止処置を採るとしている。
~北京天津ジャピオン2020年8月10日号~