故宮周辺・長安街の景観保護へ 屋外商業広告禁止草案を公表

【北京8月8日】北京市城市管理委員会は8月8日(土)、「北京市戸外広告看板標識と標語宣伝品設備設置条例(草案)」を公表し、公に意見を募った。

草案では、故宮周辺、長安街沿い及びその延長線道路(国貿橋―新興橋)の両側100m範囲内の文化遺産保護単位、学校、幼稚園、病院など9種類の区域における屋外商業広告の設置を禁止している。このほか屋外広告の設置、看板標識やスローガン宣伝品に対し、日常的な安全管理や検査、メンテナンスを行うよう要請。建築物や屋外会場、公共用地に設置する電子掲示板、レーザープロジェクター、LEDディスプレイ装置などは発光輝度の調整装置が必須だとし、連日22時~翌日7時までは電源を切るよう要請している。

また、屋外広告を違法に設置し、管轄行政機関が命じた撤去期限を守らない場合は、日数に応じて1日1000~5000元の罰金を科すとしている。

~北京天津ジャピオン2020年8月17日号~

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