「狗不理」王府井店の失態で グループが加盟店契約を解除

【北京9月15日】天津の老舗包子店「狗不理」グループは9月15日(火)、WeChat(微信)公式アカウントにて、王府井店の加盟店契約を解除するとの声明を発表した。

最近、あるブログの管理者が動画でアップした王府井店への評価に対し、同店が不適切な対応を採ったことが物議を醸していた。声明文によると、事件発生後、同グループではこの件を重要視し、王府井店に説明を求めていた。その結果、同店はグループへの報告を怠ったうえ、消費者からの批判を無断で処理。同店は狗不理グループ企業ブランド管理規定及び加盟協議関連契約に違反し、グループの名誉を著しく害し、極めて悪質な影響を与えたとして、即日付けで加盟店契約の解除に至ったと説明している。

問題の動画では、ブロガーが実際に王府井店に訪れ、商品を試食しながら価格が高い割に味が劣るなどの評価を下していた。これに対し、王府井店は「悪しざまな中傷は事実とは異なる」との声明を発表。名誉棄損で法的責任を追及するとしたうえで、北京市公安局に通報したとし、ブログの削除を求めていた。ネットではブロガーの意見に同意する声や王府井店への批判の声が高まっていた。

~北京天津ジャピオン9月21日号~

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