【北京9月12日】万里の長城の中でも最大級の規模と仕様を誇る九眼楼長城が9月12日(土)、3年に渡る修復工事を終えて一般公開の運びとなった。
九眼楼長城は、延慶区四海鎮にある海抜1141メートルの火焔山の主峰に位置する敵楼(敵情を監視する望楼)。この明代に建設された戦略的軍事要塞は、文物の修復やインフラ整備・環境対策などの措置を行い、遊歩道や展示館などの施設も増設して、新たに九眼楼長城生態展示区として再オープンした。
敵楼の高さは7.8メートル、真上から見ると一辺が13メートルの正方形となっている。四方の壁にそれぞれ9つの監視窓があることから「九眼楼」と呼ばれ、内部には兵士が巡回する環状の通路がある。
九眼楼長城生態展示区のチケットはオンラインによる実名予約販売。観光客は事前にネットで予約をしておけば、現地では身分証明書をスキャンするだけで入場できる。
~北京天津ジャピオン9月21日号~