北京の生態環境が大幅に改善 植物等70新種の生態を確認

【北京5月13日】北京市生態環境局は5月13日(木)、公式ウェイボー(微博)にて「2020年北京市生態環境状況公報」を発表した。これによると、北京で植物・昆虫などの新種70種が発見された。このうち12種は中国初だった。

生態関係者は昨年、全市212区画で実地調査を実施、森林や灌木、草むら、野原、草原、湿地などで生態系の記録を取っていた。記録された植物・生物等5086種の中には、維管束植物3種、昆虫16種、蘚苔植物40種、大型真菌11種を含む70種が新たに見つかった。また、懐柔、密雲、延慶区などにキンポウゲ属の水草「北京バイカモ」やコイ科ヒガイ属の「コウライヒガイ」など、水質に対する要求の高い水生生物が分布しており、環境の改善が表れている。

北京市内の森林、灌木などの生態系面積は全国の陸域国土面積の0.17%、19年までの北京の植物の総種数は全国の8%を占めている。

~北京天津ジャピオン2021年5月24日号~

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