【北京9月13日】「2021世界ロボット大会」が9月10日(金)~13日(月)、大興区亦庄で開催された。
同大会では、国内外企業108社による513種類のロボットを展示・紹介。このうち21機の新作ロボットもお披露目された。
一例を挙げると、注目を集めたのがスマートペット同伴ロボット。丸々とした子猫サイズの小型ロボットで、内部にはペット用フード収納ボックスが備えられ、ペットにフードを与えることができるほか、不在の際にはロボットを通してペットの映像を見たり、撮影する機能もある。また、鋼鉄製の大蛇のような工業用ロボットは前方の障害を器用に避けて動く仕組みで、人が入れない狭い空間や放射線、可燃・爆発の危険性があるなどの過酷な環境下でも複雑な作業をこなすという。
このほか大きさや色、熟成度などを識別し、イチゴなどの果実を収穫するサービスロボット、人類の五感+直覚を備え、温度や18種類の匂い、174種類の液体あるいは個体を識別するタンカー型ロボット、10本の指でプロのピアニスト並みの演奏をするアームロボットなども登場した。
同大会における4日間の契約金額は53億元に達している。
~北京天津ジャピオン2021年9月20日号~