【北京12月15日】北京動物園のジャイアントパンダが壁を乗り越えようとしている動画がSNSで話題となったことを受け、北京動物園は12月15日（水）、公式ウェイボー（微博）にて、パンダが無事にパンダ舎に戻ったことを報告した。

動画では同日午前、パンダが高さ2メートル以上の柵の上に突然現れ、観客側に降りようとしている様子が映っていた。また、大勢の観客が歓声を上げ、スマホで撮影していた。

同園によると、パンダの名前は“萌蘭（モンラン）”で、奥運館のやんちゃなオスだという。萌蘭は運動場で元気に遊んだ後、奥運館の緩衝エリアに侵入し、そこから壁によじ登っていた。この直後に萌蘭は飼育員が用意した食べ物に釣られ、おとなしくパンダ舎に戻ったとしている。

一方、貴州省林業科学研究院研究員は、大勢の観客がパンダから数メートルの距離で撮影していたことに対し、驚いたパンダが攻撃に出る可能性を指摘し、危険な行為だと話している。

～北京天津ジャピオン2021年12月27日号～