【北京11月25日】北京市第15回人民代表大会常務委員会第45回会議にて11月25日(金)、「北京市節水条例」が可決された。同条例は2023年3月1日(水)より実施される。
同条例では水資源の総使用量の抑制、合理的かつ効率的な利用、循環再生、分類管理など、節水計画に関する基準を明確に示している。
現在、家庭用の水道水は1家族1世帯の“居民生活用水”と称し、水道価格は段階的制度を採用。世帯を1単位とし、総使用量によって3段階に分けている。具体的には、第1段階の0~180立方メートルは1立方メートルあたり5元、第2段階の181~260立方メートルは7元、第3段階の261立方メートル以上は9元。その他の機関、企業、社会組織などは登録によって算出方法が異なるが、今後は用水指標を設定し、超過料金の徴収などにより節水を強化していく。
このほか、2025年までの毎年の総使用量を引き続き30億立方メートル以下に抑え、農業、工業の節水と汚水排出の削減、汚水の資源化再利用などを推進する。また、水資源使用の全過程における管理を厳格化し、無許可使用、違法使用、極端な浪費、盗用などに関しては、法に基づき処罰を厳格化するとしている。
~北京天津ジャピオン2022年12月5日号~