北京市では、10月13日(日)の「重陽節」に合わせ、市内各地で敬老に関する様々な行事やイベントが行われた。
重陽節は旧暦9月9日の節句で、中国で「敬老の日」と定められている。
当日、豊台区の園博会会場「園博園」では、事前に予約をした60歳以上の高齢者1万人に、入園チケットを無料とするサービスを実施。
しかし、多くの高齢者が予約をせずに訪れたため大混雑となり、同園は高齢者に対し無料開放を行い、14時頃には来園者が3万人に達した。
そのほか、八達嶺長城では、99人の高齢者による紅葉狩りイベントを開催し、スタッフとともに、万里の長城を元気よく登る高齢者の姿が見られた。
西城区護国寺大街では、老舗点心店「護国寺小吃」で、米の粉を蒸して作った伝統菓子「重陽糕」99斤(49・5㌔)分を高齢者に無料で振る舞った。
また、同店は、桃を形どったお祝い饅頭「寿桃」も販売し、予約だけで5000個を突破。
別の点心店「柳泉居豆包」でも予約件数が例年の2倍となるなど、各店の売上は好調だった。(10月13日)
~北京ジャピオン2013年10月21日号