【北京1月17日】北京市疾病予防控制中心副主任は1月17日(月)、記者会見の席上で、15日(土)に北京で新型コロナウイルスのオミクロン変異株の市中感染が初めて確認された件について、感染源特定に進展があったと報告した。
これによると、オミクロン株感染者は最近、国際郵便を受け取っていたことが分かった。この郵便物は1月7日(金)にカナダのトロントから発送され、米国、中国香港を経由して北京に到着。11日(火)に感染者が荷物を受け取っていた。この郵便物のサンプルを採集し、検査したところ、包装の表面と内側、書類の用紙からオミクロン変異株が検出された。なお、このサンプルのゲノムを解析したところ、国内で報告されたオミクロン株とは異なり、2021年に北米やシンガポールなどで報告された株に類似していたとしている。
前出の副主任はこれを受け、感染防止策として海外商品はできるだけ購入しないこと、海外郵便や宅配便を受け取る際はマスクと使い捨て手袋を使用し、直の接触を避けること、郵便物・宅配便を開ける際はできるだけ屋外で行い、家の中で開ける際は外装・内装の消毒を行うよう注意を促している。
~北京天津ジャピオン2022年1月24日&31日号~