【北京6月11日】北京市統計局は6月13日(月)、「2017―21年北京経済社会発展概要」を発表した。これによると、北京地区のGDPは18年に3兆元を突破、21年には4兆元を突破、わずか3年間で1兆元増となったことがわかった。
また、北京の1人あたりのGDPは17年に2万ドルを突破、21年には40%増の2.8万㌦超に達し、全国トップを維持している。
一方、国家統計局北京調査隊が6月10日(金)に発布したデータによると、5月の北京市住民消費物価指数(CPI)は前月比で0.1%、前年同期比で2.2%、それぞれ上昇した。
このうち食品価格は前月比で0.8%上昇。市場の余剰在庫の減少により、果物の価格は11%上昇、冷凍豚肉の国家備蓄政策の影響を受け、豚肉の価格は8.4%上昇、飼料コストの値上げにより、卵の価格は2.3%上昇。一方、北方地区の出荷量の増加と季節的な反落により、野菜の価格は15.7%下降した。
非食品価格は前月比でほぼ同じ水準だった。コロナ禍における旅行需要の減少を受け、航空券価格は前月比で7.1%下降した。
なお、1~5月のCPIは前年同期比1.7%の上昇となっている。
~北京天津ジャピオン2022年6月20日号~