北京は水も人口も危機状態 専門家グループが発表

近日、中国科学院や中国人民大学などの専門家が共同で編さんした「京津冀発展報告:収容力の推量と対策」の中で、北京の都市収容力が警戒ラインを超え、危機状態にあるとされたことが分かった。
編さんに関わった中国科学院の専門家によると、北京、天津を含む京津冀都市経済圏は現在深刻な水不足地区に属しているという。
北京の水資源総量は2011年時点で26・81億立方㍍で、同年末の定住人口2019万人と流動人口約240万人で計算すると、一人あたりの年間水資源量は119立方㍍と、国際基準の水資源下限量1000立方㍍を大きく下回っている。
また、編さん者のひとりである人民大学助教授は、京津冀都市経済圏の人口収容力について、15年までで9800万人のところ、10年の時点ですでに1億人を超過しており、現在は過負荷の状態だとしている。
(3月20日)

 

~北京ジャピオン2013年3月25日号

 

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