【北京8月15日】近年のキャンプブームを受け、延慶区は最近、全市に先がけて「延慶区景区テントキャンプ管理の手引き(試行)」を発布した。
手引きの内容は、キャンプの申告の流れや設置の細かな規則、文化和旅遊局、公安局、園林局など13部門の職務上の責任が記述されており、どの部門が運営し、責任を負うかを明記している。
具体的には、キャンプ地の選択に関しては、洪水や地質災害の危険を避けるため、広々した平坦で清潔な場所を選ぶことが必須となる。サービス設備に関しては、キャンプ地と外界は自然または人工的なフェンスで囲んで分けるほか、トイレの設置や案内板の設置などを要請。このほかキャンプ地内での点火やテント内でのLPGガス、燃えやすい液体などの使用を厳禁としている。また、ゴミの分別や汚水処理などについても仔細に規定し、マナーの良いキャンプを提唱している。
四川省彭州龍漕溝区では8月13日(土)、土石流が発生し7人が死亡、8人が負傷。龍漕溝は観光地ではないものの人気のキャンプとなっており、事件発生時も大勢が河原でキャンプや水遊びを楽しんでいた。これに対し、キャンプのルールや安全問題について議論が巻き起こっていた。
~北京天津ジャピオン2022年8月22日号~