【北京10月21日】国際オリンピック委員会(IOC)は10月20日(木)、「北京冬季五輪市場マーケティングリポート」を発表した。独立調査研究機関のデータによると、テレビやデジタル放送を通して「北京2022冬季オリンピック」を観戦した世界の視聴者数は、史上最高の約20億1000万人を記録した。
前回、4年前の「2018年平昌オリンピック」より視聴者数は5%増加した。
同リポートによると、IOCの2017~21年までの総収入は76億ドル。このうち放映権による収入は61%を占めている。
また、全世界の視聴者が五輪放映権を持つ中継放送を通して観戦した五輪報道番組の放送時間は、平昌より18%増の合計7130億分間だった。一方、同じくデジタル放送による放送時間は合計12万670時間で、最長記録を樹立した。
このほか、会期中に五輪公式サイトやモバイルアプリを利用したユニークユーザー(UU、ある期間にサイトを訪れた人の正味の人数)は、平昌の2倍以上となる6800万人に達した。また、会期中の五輪関連ソーシャルメディアのインタラクション数は32億に達している。
~北京天津ジャピオン2022年10月31日号~