北京、春節廟会を中止・縮小 観光客の〝安全第一〟が理由

【北京2月10日】北京では今年の春節、安全面を考慮して、蓮華池公園は廟会(新年を祝う縁日)を中止、天壇公園は祭天儀式を中止することが分かった。
そのほか、地壇公園、龍潭公園の2大廟会においても、入場制限の導入や開幕式の中止、屋台の縮小が実施される。
蓮華池公園の廟会の歴史は十数年にわたり、旧正月の初二(2日)には五顕財神を祀る伝統的な祭祀儀式が開催されていた。
天壇公園の「祭天儀仗」は、清朝乾隆13年の祭天儀式を模した特色的なイベントで、毎年、大勢の観光客が訪れていた。2003年に開始して以来、05年の祈年殿修築の際に中止となったが、その後は毎年、開催していた。同公園スタッフによると、来年、復活するか否かは未定だとしている。
また、地壇公園、龍潭公園の2大廟会では1時間ごとに入園者数を統計し、観客数が一定人数に達した場合、即入場を停止する。地壇では62台、龍潭では49台の防犯カメラを設置するとしている。

 

~北京・天津ジャピオン2015年2月16日号

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