【北京5月13日】北京市交通発展研究院は最近、「2022北京通勤特徴年度報告」を公布した。これによると、同年、北京中心エリアの通勤に費やす平均時間は50分だった。
同報告は北京市の通勤に関する総体的な状況をまとめたもの。北京中心エリアの平均通勤距離は13.2キロ、通勤時間45分以内の割合が54%を占めた。
一方、環京(張家口市、承德市、廊坊市、天津市、保定市など、北京に比較的近い地区)エリアから北京への通勤者は約33万人、平均通勤距離は約43キロだった。同エリアからの通勤者は北京通勤総数の3%となっている。
なお、同年の通勤者の居住地は円形+十字形の放射線に分布しており、回龍観、天通苑、高碑店などの居住グループが目立った。2018年以降、北京市の人口は五環以内から五環外へ転居する傾向にあり、北五環外、城市副中心、亦庄、門頭溝区永定鎮などの人口が増加している。
一方、勤務地の分布はCBD、中関村、金融街、上地、望京、亦庄、豊台科技園の7グループが全体の中で突出。18年以降、CBD、中関村の社員数は減少傾向にある一方、上地、望京、亦庄、麗澤などの社員数が増加傾向にあるという。
~北京天津ジャピオン2023年5月22日号~