【北京5月22日】北京市園林緑化局は“国際生物多様性の日”である5月22日(月)、「北京市陸生野生動物名鑑(2023)」を公布した。これによると。北京で観測された野生の陸生脊椎動物は608種、維管束植物は2088種、鳥類は515種に上り、鳥類の数はG20(EU及び新興国12カ国の計20の国々と地域から成る国際会議)の国・地域の中で第2位だと報告した。
同局の自然保護地管理処副処長によると、北京では近年、カオジロダルマエナガ、アカハジロ、コウノトリ、コウライアイサなど世界の絶滅危惧種に指定される希少種が頻繁に目撃されている。また、ミミキジ、ナベコウ、オシドリなどの国家重点保護動物に指定される鳥の野生の群れの数が継続的に増加しているのと同時に、ガビチョウ、シロガシラトビ、マナヅル、植物のヒメナエなど、北京で過去に記録のない野生の動植物が続々と発見されているという。観測データによると、全市の鳥類の数は10年前に比べ、約100種増加している。
目下、北京市にある79カ所の自然保護地の総面積は36.8万ヘクタールに及んでおり、生物の多様性を支える科学的な自然保護地体系を整えている。
~北京天津ジャピオン2023年5月29日号~