節水管理を引き続き強化 再生水や雨水で水不足緩和

北京市節約用水管理センターは3月22日(金)、北京市の2012年の水総使用量は約36億立方㍍だったことを明らかにした。
北京市は水資源の総量が約25億立方㍍と、水の総使用量との開きが著しく、この数年来、再生水の利用を奨励し、外地の水源から水を輸送するなどの供水措置を採っている。
同センターによれば、2012年には、農業・工業での再生水利用や節水プロジェクトの実施などにより、1・13億立方㍍の節水が実現したとしている。
この成果を受け、今年北京市では、水総使用量を38億立方㍍以内に抑えることを目標に、節水管理をさらに強化するとし、水を使用する企業については、毎月の検査で使用基準量を超過した場合には警告、さらに2カ月ごとに水使用量についての審査を実施する。
また、再生水の利用も前年比5000万立方㍍増の8億立方㍍に引き上げるほか、新たに市内の住宅地区や会社、公園など150カ所に雨水利用設備を建設し、雨水を貯留する節水プロジェクトを推進する。
(3月24日)

 

~北京ジャピオン2013年4月1日号

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