市内各地にアカゲザルが出没*2匹捕獲も公安が注意を喚起

【北京11月7日】北京市内で最近、アカゲザルが頻繁に目撃されていた件を受け、北京市公安局森林公安分局は11月7日(火)、2匹のアカゲザルの捕獲に成功し、北京市野生動物救護中心に無事に引き渡したと報告した。

サルは11月4日(土)には通州区の道路で、6日(月)には北京科技大学と北京大学西門付近、中関村の路上で目撃されており、SNSで話題となっていた。世界動物保護協会の博士は、北京には野生の霊長類は生息せず、通常は群れを成して活動することから、恐らくは人工飼育によるサルであると推測。人工飼育のサルは人間を怖がらないため、追いかけたりエサを与えたりしないよう忠告していた。なお、北京動物園はマスコミの取材に対し、園内のサルが逃げたという情報はないと回答していた。

市民からの情報提供を受け、北京市公安局森林公安分局は北京市野生動物救護中心などの関連部門とともに全力を挙げて捜索活動を展開し、2匹を捕獲したという。

関連部門は市民に危害を加えないようサルの動向は監視しているとしたうえで、市民に対し、サルを見かけた場合はすぐに野生動物救護中心に報告するよう注意を促している。

~北京天津ジャピオン2023年11月13日号~

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