【北京12月5日】定期刊行物『咬文嚼字』編集部は12月4日(月)、「2023年10大流行語」を発表した。
流行語に選ばれたのは、「新質生産力」、「双向奔赴」、「人工知能大模型」、「村超」、「特殊兵式旅遊」、「顕眼包」、「搭子」、「多巴胺××」など。
このうち「村超」は、農村部の中国サッカー・スーパーリーグの略語で、ほかにも「村BA」(農村部のバスケリーグ)など、農村部のスポーツイベントの活性化を現している。
「特殊兵式旅遊」は、特殊任務を執行するように最小のコストと時間で可能な限りの観光を楽しむ新しいタイプの旅行となる。
また「顕眼包」は、元々はでしゃばり、目立ちたがりなど否定的な意味で使われていたものの、現在ではバイタリティがある、ムードメーカー、面白い人などの褒め言葉として使われる。
このほか科学技術テクノロジーを用いて生産力を引き上げる「新質生産力」、ChatGPTや中国版の文心一言など、大型モデルのAI応用を示す「人工知能大模型」、共同の目標に向かってともに努力し、人と人とが距離を縮める「双向奔赴」など、社会や時代性を反映した言葉が選出されている。
~北京天津ジャピオン2023年12月11日号~