元、明、清代宮殿建築の“三重層”*故宮の造辦处にて発見される

【北京2023年12月22日】北京市最新考古研究成果発表会が2023年12月22日(金)に開催され、故宮内の造辦处(清代の皇帝特派内務府)にて元、明、清三代宮殿建築の“三重層”遺跡が発見されたことがわかった。

故宮博物院副研究館員によると、今回発掘されたのは建物跡15カ所、灰坑(かいこう)47カ所、かまど15基、内路地8本など。元、明、清代各期の形状と工芸技術による異なる基礎建築が確認できたほか、レンガ、瓦、石などの建築材料、陶器、磁器、玉、銅、鉄、ガラス、骨などの各種遺物も出土した。

中でも最も重要なひとつが民間の窯で焼かれた製品で、景徳鎮または周辺の北方の窯に由来するとみられる。

~北京天津ジャピオン2024年1月1日号~

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