中国消費者協会は3月30日(土)、米アップル社に対し、中国の消費者への謝罪を公開で求めた。
発端は、3月15日(金)の国際消費者デーに中国中央電視台(CCTV)で放送された特別番組。
この中で、アップル社のパソコン無償修理期間一年について、中国の〝三包〟(期間内の修理・交換・返品の保障制度)では最低二年と定めており、同社は違法だと指摘、また、iPhoneが無償修理期間中に故障した場合、国外では新品交換のところ中国では部品交換のみで、外装交換も希望する場合は別途料金が発生すると報道した。
放送後から同社が中国を差別しているとの非難の声が広まり、アップル社は23日(土)、「中国の法律に則り、世界各国と同様のサービスを提供している」とする声明を発表した。
その後、『人民日報』が25日(月)から5日間連続でアップル社を非難する記事を掲載、国家工商行政管理総局など各機関も同社の違法性を批判、改正がない場合は厳重な処罰を下すとしている。
(3月31日)
~北京ジャピオン2013年4月8日号