なおも拡大する鳥インフル 予防指南発布で注意喚起

北京市疾病予防控制センターは4月7日(日)、鳥インフルエンザ(H7N9型)予防指南を公布した。
現在、中国華東地域で猛威を振るっているH7N9型ウイルスは、野禽・家禽の糞便や羽毛、分泌物などに接触、または気管を通して感染すると見られているが、人から人への感染力は弱いと考えられている。
しかし死亡率は高く、8日(月)の時点で感染22件のうち、死亡が7件に達している。
同ウイルスに感染すると、潜伏期間一週間で発熱、咳・痰、頭痛、筋肉痛や倦怠感など、風邪に似た症状が現れる。
予防には、野禽・家禽の生息する場所に近づかず、衛生と室内の換気を心掛け、栄養・睡眠に気を付ける。
家禽や豚肉などの調理の際には怪我をした手で生肉を触らないようにし、65度で30分、または100度で2分以上を目安に充分な加熱処理をする。
ウイルスは低温に対する抵抗力が強いため、火鍋などには特に気を付ける。
同センターでは、何らかの症状が出た場合には、ただちに病院で診察を受けるよう呼びかけている。
(4月9日)

 

~北京ジャピオン2013年4月15日号

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