北京市衛生局は5月28日(火)、「無煙単位設立大会」の席上で、中国の喫煙者数は3億人を超し、全世界の喫煙者総数の約4分の1となる24・6%を占めることを明かした。
同大会で発表されたデータによると、北京市は市内公共エリアでの受動喫煙率も高く、特にレストランでは88・5%に達していることも分かった。
また、中国国内では毎年約100万人が喫煙に関連する疾病により死亡しており、喫煙が発症に大きく関係するとされる肺がんによる死亡率は、過去30年間で3倍に膨れ上がっているとした。
これに対し北京市は、1996年に公共エリアでの喫煙を制限する規定を発布、喫煙による悪影響を軽減する措置を採ってきた。
現在は新たに「北京市控制吸煙条例」が審議中で、来年には審議を通過する予定であるとしている。
(5月29日)
~北京ジャピオン2013年6月3日号