北京市疾病予防控中心によると、今年1~6月に北京市では犬に咬まれて負傷した事件の報告が10件あり、負傷者は58人で、そのうち5~6月に7件が報告されたことが分かった。
10件の事件のうち、2件が飼い犬によるもの、その他8件が野良犬によるもので、1件あたりの負傷者数は3~14人となっている。
負傷者は全員が狂犬病免疫予防外来で傷口の処置やワクチンの接種を受け、目下、狂犬病の発病報告はないとしている。
同センターは市民に対し、夏の炎天下では動物がイライラしやすい上、人は薄着で手足を露出していることから動物による負傷率が高まると同時に、狂犬病を発症する危険性も増加するとして注意を促している。
(7月3日)
~北京ジャピオン2013年7月8日号