北京の管理職の喫煙率75% 室内PM2・5は軽度汚染相当

北京市愛国衛生運動委員会事務室は、8月29日(木)、今年6月より実施していた「無煙職場の実現活動」における、職場における喫煙などに関する調査結果を発表した。
これによると、市内151カ所の役所や機関、組織の管理職の喫煙率は74・4%に達することがわかった。
同調査は、36カ所の国家レベルの機関や組織、115カ所の市・区・県レベルの組織を対象に実施。
禁煙の実施環境については、職場の入口に禁煙の標識を掲げている機関・組織が62%、室外に喫煙エリアを設けている機関・組織が30・7%となった。
なお、機関の最高責任者の喫煙率は30・5%だった。
また、各機関・組織の室内における微小粒子状物質 「PM2・5」の濃度に関しては、最高で1立方㍍当たり282㍃グラムに達し、全体平均でも、「軽度汚染」に相当する1立方㍍当たり109・61㍃グラムを記録。
1立方㍍当たり35㍃グラム未満の国家環境基準1級を満たす組織は、中国移動北京分公司や中国工商銀行本店、中国銀行など5カ所のみだった。
(8月30日)

 

~北京ジャピオン2013年9月9日号

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